銀座の高級クラブでの接客マナー
銀座に限らず、クラブやキャバクラはお客さんとの疑似恋愛を楽しむ場所でもあります。
ですのでホステス達はお客さんから好かれるような、言ってしまえば「理想の女性像」を身につけることになります。
高級クラブに来店するVIPのお客さんに対応するために、相応のマナーや女性としての仕草、社会常識を身につけることはモテることにも繋がります。
実はホステスが引退する理由の半数以上は寿引退なんです。
実際私もそのひとりで、今は主婦をしながらその合間にこの記事を書いています。
『将来的に仕事で成功するのではなく幸せな結婚をしたい!』そう思っている方は銀座のホステスになるのもひとつの選択肢なんですよ。
ここではホステスとして、1人の女性として男性に好かれる銀座の高級クラブのホステスのマナーの基本についてお話しします。
お酒のマナー
高級クラブでは、お客様のグラスを乾かす、つまり空にしてはいけません。空になってしまうと、お客様は好きなタイミングでお酒を飲めなくなってしまいますから、失礼に当たります。
常にお客様のグラスに目を配り、グラスの中のお酒が半分を切ったら新しいお酒を継ぎ足しましょう。
この時、水割りなどの場合は特に元のお酒より濃くなったり、薄くならないよう気をつける必要があります。
また、お客様と一緒に乾杯をすることもありますよね。これは社会人マナーとしても言えることですが、乾杯するときは、お客様のグラスよりも口を下げましょう。
そうすることで、細かなマナーにも気を配ることができるホステスとして見られるようになります。
タバコに火を着ける&灰皿交換
喫煙者のお客様を接客する場合は、タバコに火を着けるのもホステスの役目です。お客様がタバコを吸いたいタイミングでタバコを取り出したら、ホステスはすぐにライターを取り出しましょう。
お店によっては、お店の名前の入ったマッチを支給される場合もあります。お客様がタバコを持ったら、その先端に火を着けてください。そして、お客様がタバコを吸い終わったら、その吸い殻の入った灰皿はすぐに交換します。
高級クラブでは、「灰皿がいっぱいになったら交換」ではなく、「灰皿に1本分の吸い殻が乗ったら交換」ということを覚えておきましょう。
新しい灰皿は最初からテーブルの隅に置いてあるか、ボーイが持ってきてくれるので、ホステスがそれをお客様の傍に置き直します。
ホステスの会話マナー
キャバクラではよくお客様と話すときは、最初は敬語でも徐々にタメ口を使う方も多いです。ですが、ホステスは常に敬語、綺麗な言葉遣いを意識しましょう。
一流のお客様は、品の良さや礼儀作法を重んじる方が多いです。
もちろんある程度仲良くなれば、少し崩した話し方をするのも心の距離を縮めるテクニックですが、敬語は忘れてはいけません。常に敬語で話すこと、また美しい日本語を身に着けることを意識しましょう。
また、会話内容についても気をつけましょう。高級クラブではお客様もホステスも頭の良い方がほとんどで、時事的な話題や社会常識的な話題に対して「何それ知らない」では興ざめです。
お客様に対して失礼にあたるので、日々勉強を怠らず、新たな知識を身に付けていくことが大切です。
まずはニュースや新聞をチェックすること、そして第2ステップとしてお客様の好きなことや仕事に関する基礎知識を身に付けていきましょう。
ホステスの連絡交換マナー
ホステスとして働く上で欠かせない、お客様との連絡先交換にもマナーがあります。これは売上ホステスだけでなく、ヘルプのホステスにも言えることです。
まず、お客様は既婚者や家族がいる方も多いですし、多忙な方も多くいます。ですので、連絡を入れても良いタイミングは、連絡先交換と同時に確認しておきましょう。
そうすることで、お客様に不快に思われないタイミングでお客様に連絡することができます。
特にヘルプのホステスが連絡先を交換する際は、もうひとつ気をつけておきたいことがあります。それが、売上ホステスに一言断りを入れておくことです。
どこの高級クラブでも、ヘルプのホステスがお客様と連絡先を交換することは禁止されていません。ですが、お客様はあくまでも売上ホステスのもの。
マナーとして売上ホステスに「〇〇さんと連絡先を交換しても良いですか?」と一言聞いておきましょう。
大抵の場合は断られることはありませんし、一言声を掛けた方が丁寧で気配りのできる印象になります。
ホステスのお見送りマナー
高級クラブでは、お客様がお帰りの際、お店の外までお見送りをします。この際、ただ「お越しいただきありがとうございました。」と頭を下げるだけではありません。
お客様の姿が見えなくなるまで、手を振り続けなければいけません。
徒歩の場合はお客様が曲がり角を曲がって店頭からは姿が見えなくなるまで、タクシーなど車の場合も、車の姿が見えなくなるまでお見送りしましょう。
特に冬場はドレスで外でお見送りをするのはとても辛いですが、これも仕事の一環。
しっかりとお客様をお見送りしましょう。
そして、お客様が帰った後、連絡先を交換していた場合は必ず「来店いただきありがとうございました」とお礼のLINE、メールを送っておきましょう。これは出来るだけすぐの方が良いですね。
お客様の「お店で遊んで楽しかった」という印象が強く残っているうちに送ることで、さらに印象に残りやすく、再来店の見込みが付きやすくなります。
まとめ
銀座のホステスの接客において大切にしたいマナー3つについてまとめます。
②会話を楽しむための情報収集
③こまめで丁寧な連絡
これらを気をつけることで、ホステスとして気に入れられることはもちろん、時には女性として好かれ、玉の輿婚や寿引退に繋がることも珍しくありません。
この3つのマナーができているホステスはお客さんから好かれます。
ホステスだけでなくママもこれらのことについては気をつけていますよ。
ホステスとしての成功、幸せな結婚を望んでいる方はこの3つについて意識してみてください!